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糸魚川大規模火災 被災地視察報告/          
            撮影:防災士研修センター 甘中繁雄

 新潟県糸魚川市で12月22日大規模火災が発生した。 午前10時半ごろ糸魚川市大町の中華料理店から出火したと通報があった。火は強風にあおられ、周辺の店舗や住宅、約144棟に燃え広がった。出火から10時間以上経った午後9時ごろ、火災はほぼ消し止められ鎮圧状態となり、30時間後の23日夕方に鎮火した。 火災現場に到着したのは23日の午前8時半ごろ、現場は焦げ臭いにおいが一面に漂っていた。焼け残った建物から煙が上がり、消防隊員の放水活動が続いていた。 新潟県と糸魚川市はそれぞれ災害対策本部を設置。新潟県は災害救助法の適用を決めた。また、自衛隊に災害派遣を要請した。 新潟地方気象台によると、糸魚川市には強風注意報が出ており、朝から南寄りの強風が吹き荒れ、お昼過ぎには最大瞬間風速24.2mを観測した。山間部を超えた暖かい乾燥した風が吹き込む「フェーン現象」が起きたと思われる。 火災現場は糸魚川駅に近く、商店や飲食店、事業所、住宅が密集している。強い南風により火元から約300m離れた日本海付近まで燃え広がった。もし北風であればJR糸魚川駅にも延焼し、新幹線にも大きな影響が出た可能性もある。  
 今後の課題の一つは火災現場のがれき撤去だ。新潟県は年内の撤去を目指すという。また住宅の確保についても「みなし仮設」を整備していく方針を決めた。 過去にも日本海側では魚津市や山形県酒田市で大火が発生している。いずれも強風が火の勢いを拡大し、建物の密集した市街地に燃え広がったものだ。 一日も早い復旧・復興が望まれるが、大火被害に遭わない街づくりが重要である。



糸魚川市広域図、世界ジオパークに認定されている

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日本随一のヒスイの産地

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相撲の盛んなまち、糸魚川市

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JR糸魚川駅

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新潟県内17の消防本部と富山県に応援を要請した

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延焼した糸魚川市大町の市街地図、住宅や店舗が密集している

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火元の中華料理店、ラーメンの看板が見える

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全焼した商店街

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歴史のある加賀の井酒造にも飛び火し、全焼した

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日本海に沿って走る国道8号線まで延焼した

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加賀の井酒造近くの民家、不思議なことにこの家だけが延焼しなかった

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大きなヒスイ石が火災の熱で割れた

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必死に消火活動する消防隊員

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災害対策本部が設置された糸魚川市役所、線路を挟み反対側にあるため、延焼は免れた

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市役所2階に設置された「災害対策本部」

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災害対策本部室で指揮を執る米田徹市長

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市役所横の市民会館が避難所となった

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延焼した木造住宅

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鉄筋コンクリートのビルにも炎は襲った(北越銀行ビル)

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本町の諏訪社は延焼を免れた

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新潟県糸魚川市の大規模火災で被害に遭われました皆様にお見舞いを申し上げますとともに、
一日も早い復旧を 、心からお祈り申し上げます。