防災士インタビュー

田中 元さん

ご自身で被災された経験がございましたら、お聞かせください

  私は阪神淡路大震災を経験しました。当時、私は二歳半であまり記憶がないのですが 家の四隅の柱がミシミシと音を立てて縦にヒビが入ったのを今でも覚えています。

なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか

 元々、災害について興味があり、中でも地震について知りたかったので中学生のときに自由研究でそのメカニズムなどを調べたことがありました。その頃は、防災については興味がありませんでした。しかし新潟中越地震、東日本大震災を目の当たりにして防災について考えるようになりました。そんなときに大学の友人に防災士の資格を取らないか、という話をされたので取得してみようと思ったのが大きなきっかけです。また私の地元はそう遠くない未来に起こるであろう南海地震で確実に被災してしまうので、そのときに少しでもこの知識が役に立つのではないかと考えたからです。

防災士の資格を取得して得たことを、どのように役立てようとされていますか

 今はまだ学生なので何もできずにいるのですが、この研修で習ったことを家族や近隣住人に伝え、もし実際に被災したときにどのようにして連絡を取り合うか、連絡が取れないときはどこに集合すれば良いかなどを決めました。また防災グッズもこの研修を受けてから全て購入し、非常時でも持ち出すことができるように準備しています。

今後の抱負をお聞かせください

 まず南海地震のときに、この研修で得た知識を少しでも役立てることです。まだ実際に私自身、大きな災害を体験したことがないので、パニックにならないため事前の準備をして、地域に貢献できるようにしていきたいと思っています。そのためにも、資格を取得したことで満足せずに防災についてもっと調べていきたいです。

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