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防災士インタビュー

マシュー・リンドリ(Matthew Lindley)さん

日本へは何をきっかけにいらっしゃいましたか

 東京国際大学と私が卒業したウィラメット大学(アメリカオレゴン州)は提携プログラムを持っていて、3年生の時に1年間東京国際大学へ留学しました。卒業後に再来日して、現在は東京国際大学で英語を母国語とする留学生と、海外から日本を訪問する教職員を支援する仕事をしています。

防災士の資格を取得しようと思ったのはなぜですか

 留学生を担当しているので、万が一彼らが災害や事故などに遭遇した場合、私自身がある程度対応ができることが望ましいと考えました。当初は救急救命士の資格を取得しようと思ったのですが、上司に相談したところ、まず防災士の取得を勧められたので、防災士研修センターの研修を受講しました。

アメリカではどのような災害が発生していて、どのように対応していますか

 アメリカは国土が広いので、アメリカ人の災害に関する考え方は出身地によって違います。私はカリフォルニア州の出身で、ここでは地震、津波、洪水、地すべり、干害、森林火災などが発生します。火山噴火の可能性があるとも言われています。  発生する災害はアメリカも日本もあまり変わらないと思いますが、違う点は社会と文化です。例えば日本は人口密度が高く、主な移動手段は電車です。一方アメリカの人口は各州に広がり、電車はほとんどなく車が生活の中心です。様々な特徴によって、それぞれの政府・自治体の対応は違うと思います。

今後の課題抱負をお聞かせください

 私自身これからも防災の勉強を続けていきたいですし、日本に住んでいる外国人の人たちにも、防災の知識を深めてほしいので、何らかの形で貢献できればと思っています。  また外国人のみなさんは、日本語をしっかり勉強し、文化や国民性などについても学んでほしいと思います。それこそが自助・共助につながる大切なポイントではないでしょうか。

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