防災士インタビュー

井手俊文さん

お仕事の内容をお聞かせください

東京都目黒区の大岡山西住区住民会議の地域防災部長及び町会の会長を仰せつかっており、この立場で、地域のコミュニティ形成と地域の防災力の向上に努めています。

ご自身で被災された経験がございましたら、無理のない範囲でお聞かせください

2001年3月24日 午後3時28分頃に発生した「芸予地震(震源の深さ:約51km 地震の強さ:M6.4 震度:6弱)」を四国今治で経験し、会社の再稼動復帰・修復に関係しました。

なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか

災害発生時は「自助」「共助」が最も重要であり、これらを推進するには危機管理に関する知識を身につける必要があると感じていました。偶然にも目黒区の防災課から防災士の受講紹介があり、受講参加を申請しました。

現在、実際に取り組まれていることがありましたらご紹介ください

大岡山西住区エリアの「地域避難所運営マニュアルの作成」とこれに基づく「運営訓練の実施」、町会への「スタンドパイプの導入推進と防災訓練の実施」など推進中です。また、地域住民の協力を得ながら防災対応力向上に取り組みたいと思っています。

今後の課題、抱負をお聞かせください

避難所運営訓練、ハザードマップの作成などを実施して防災力を高めるとともに、避難所運営を行う上で下記のような課題に取り組みたいと思っています。

  1. 「自助」「共助」を基本とし、行政による「公助」は避難所の後方支援をお願いしていきます。
  2. 地域住民に対する、「自助」「共助」の重要性の周知と、「公助」との連携強化を如何に推進するか。
  3. 日ごろから地域住民同士の絆を強めていきます。
  4. 「減災(応急的な対応)」から「防災(予防的な行動)」へと意識を変えて、訓練を実施していきます。
  5. 女性や子ども、要援護者などへ配慮した避難所運営を目指します。

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