防災士インタビュー
時東ぁみさん
なぜ防災士の資格を取得しようと思いましたか
私が防災士の資格を取得しようとしたきっかけは、ボランティアや介護等に興味を持っていることを、お世話になっていたプロデューサーの「つんく♂」さんにお話ししたところ、取得して意義のある資格として「防災士」を紹介され、是非とも取得しようと思い2007年に防災士研修を受講しました。
防災士研修を受講されて、どう思われましたか
教材が届いたときは、教本の厚さにびっくりしました。また、本当に防災士研修を受けて、ついていけるかなと思いました。 しかし、実際、防災士の研修を受けてみて、考えは変わりました。今まで正しいと思っていたことがズレていたと思いました。 また、避難訓練以外のもっと必要な知識ってこんなにあったのだと思いました。 例えば、地震の際に机の下にもぐり、机の脚の下の部分を持つよりも、上の部分を持ったほうが安定し、怪我をすることも少ないことを防災士研修で初めて知りました。 また、家族や友人など大切な人たちを守りたいと思った時に、まず、自分自身を守らなければいけないという「自助」について学びました。災害が起きても、自分が怪我をしていないことを前提に考えていましたが、自分が怪我していない保証はないですよね。まずは自分の身は自分で守るという「自助」が大切だと思いました。そして、防災士研修で身につけた知識を家族や友人など大切な人に伝えて、自分の身を自分で守ってもらうということも学びました。
防災士になって、変化したことはありますか
現在、所属しているサンミュージックプロダクションでは、防災グッズをタレントさんや社員の方に配布しています。年々、最新のものも配られ、増えていっています。配られる防災グッズの関心とともに、防災士になって備蓄品などの関心が高くなりました。 また、防災士研修を受講して、まず、上の物が落ちやすい危ない家具の整理や片付け、倒れてきそうな家具の固定をしました。大きな地震が起きて、家が壊れなくても、一番無防備な状態の寝ているときに重たいタンスなどが倒れてきてしまうと大変なことになってしまいます。 3.11の地震の時は家具の整理をしていたので、ポテトチップスの袋が落ちただけでした。 また、常日頃より防災の意識が身につくようになりました。 「防災士」の資格を持っていると、地震がおきた時に心の余裕ができました。3.11の地震の時も落ち着いて近くにいる人に机にもぐるように冷静に伝えることができました。
今後の抱負をお聞かせください
私は、タレントというお仕事から、皆様に「何かを発信できる、伝えられる」機会に恵まれていると思います。お世話になっていた「つんく♂」さんに紹介してもらった防災士の資格を私が取得することによって、家族や会社の方、もちろん私のファンになって頂いている方々に知ってもらえたらと思っています。そして防災に関して意識の高い方々が増えたらいいなと思っていますし、できる範囲で、皆様に防災の事を考えていただけるように発信していければと考えています。一人一人の防災の意識が変われば、絶対に助かる命があると信じています。


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