防災士インタビュー

阿部史男さん

お仕事の内容をお聞かせ下さい。

愛媛県新居浜市にある、株式会社住化分析センター愛媛事業所に在籍しており、主に住友化学株式会社の製品であるアルミニウムやアルミナ等の出荷検査及び無機化学物質の分析を行っています。危険な薬品を多く取り扱う関係上、RC活動にも積極的に参加しており、災害ゼロを目指して日々仕事に取り組んでおります。

なぜ防災士の資格を取得しようと思われたか

私は阪神大震災の時にボランティアとして参加したことがあり、実際の被災地を訪れて本当にショックを受けたのを今でも思い出します。ニュースには出てこない被災地での生々しい現場を経験したこともあり、防災に対しては以前から関心がありました。そして、東日本大震災においてテレビからのたくさんの衝撃的な映像を目の当たりにし、これからは防災に対して専門的は知識と十分な準備が必要だと感じるようになりました。その時、防災士という資格があるということを知り、今後の備えとして防災への知識を得ることで、実際に被災した時に少しでも何かの力になりたいと感じ、取得を決めました。

現在、実際に取り組まれている事がありましたらご紹介ください。

まずは私の家の中での防災対策を徐々に進めています。非常食の準備から始まり、防災グッズの購入など個人でも出来るようなことから始めています。最近では防災グッズなどお店やインターネットでもたくさんの商品が手軽に購入できるようになりました。また、避難経路の確認や連絡手段を話し合うなど、実際に地震が起こった時にも少しでも路頭に迷わないような準備を行っています。

今後の課題、抱負をお聞かせください

この四国では南海トラフ沖地震の発生が予想されており、特に津波への対策も徐々に進みはじめました。しかし、長年大きな地震に遭っていないこともあり、防災への関心がまだまだ薄いのが現状だと思います。私個人で出来ることは小さいことかもしれませんが、まずは防災への関心を持ってもらえるように情報発信をしていきたいと思います。職場や各個人単位で防災への備えがいかに重要であるか、またこの取り組みが命に関わることだということを知ってもらい、少しでもたくさんの人のお役に立てるよう頑張っていきたいと思います。

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