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防災士インタビュー

山田 玲奈(やまだ・れな)さん

なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか

 以前テレビのお天気キャスターを務めていたときに、防災士の資格を取得しました。 天気予報では度々「これまでの雨により、地盤が緩んでいるところがありますので、引き続き土砂災害にご注意ください」「台風の接近に伴い、大雨、洪水、強風、高波、河川の増水にご注意ください」という注意を呼びかけます。「ご注意ください」とは言っているものの、いざ自分の身にこのような災害が降りかかってきたら具体的にどうすればいいのか、そういうことを知らないで情報を伝えてはいけないのではと感じていました。  そんな時に「防災士」という資格を知り、防災士研修センターで研修を受講しました。

ご自身で被災された経験がございましたら、お聞かせください

 1994年に起きたノースリッジ地震(ロサンゼルス地震)を体験しました。  早朝、大きな音を聞いて飛び起きました。私の部屋は一戸建ての2階にあり、たくさんの扉が付いていて、扉を開けると1階のリビングが覗きこめる造りでした。その扉が一斉に開いたと同時に、リビングに下っていた照明が部屋の中に入ってきて、私の顔をかすめました。災害とはいつもの風景が一変し、思わぬものが凶器と化すことを実感しました。

防災士の資格で得たことはどのように役立っていますか

 防災士として学んだことと救命救急の研修は、私たちが周りの大事な人たちを守る上で本当に大切なことだと思います。  資格取得後、仕事の撮影中にカメラマンの方が倒れたことがあります。その時とっさに身体が反応してカメラマンの方に処置を施すことが出来ました。以前でしたら動揺して何もできなかったと思いますが、防災士として学んだ自信からできた行動だと思いました。

現在、防災について取り組まれていることはありますか

防災士としての知識は災害時や救急救命のときだけでなく、日々の生活で必ず役に立つことだと思います。私は家に防災グッズを常備し、家具の配置や通路の確保などに気をつけています。防災の意識を常日頃から持つことがいざというときの一番の備えになると思います。

今後の抱負をお聞かせください

現在、FMラジオ「J-WAVE」で番組を担当しています。ラジオは災害に強いメディアです。 常に防災についての知識をアップデートし、災害時には役に立つ情報を発信しなければならないと思っています。

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