防災士インタビュー

唐澤 剛さん

お仕事の内容をお聞かせください

長野県の南部に位置する、人口約2万5千人の箕輪町役場の 危機管理・セーフコミュニティ推進室に勤務をしており、地域に密着した仕事をさせていただいております。現在は、防災関係の業務に就いており町民の安心・安全な生活を確保するための防災対策について担当しています。自主防災組織において防災対策を進めるための補助事業や町内全体の防災対策のハード整備を進めています。防災対策を進めるには当町くらいの規模がちょうど良いのではないかと思います。

現在、実際に取り組まれていることがありましたらご紹介ください

町内各地域の高齢者が集まる場(箕輪町社会福祉協議会主催の高齢者地域ふれあい事業)において防災講座のためにお時間をいただき、お話をさせていただいております。特に近年危惧される東海地震に備えた地震対策について、地震発生時の行動、避難、備蓄品など日常の防災対策についてお話しています。「災害はいつ、どこで起こるか分からない」、「自分の身は自分で守る」ということをお話しすることで災害は、今この瞬間にでも発生する可能性があるということを意識してもらい、少しでも町民の皆さんの防災意識の向上につながればと考えています。

今後の課題、抱負をお聞かせください

今後、町民の防災意識を高めるため、保育園児から高齢者までどのように防災対策を浸透させていくかということが大きな課題ではないかと考えています。災害は、実際発生したときの初動対応でその後の展開が変わってくるため、日々防災対策に有効な情報に対してアンテナを張り、また、防災士研修で学んだ事項を町民に還元し、町民の防災意識向上活動を進め、安心・安全なまちづくりにつなげていきたいと考えています。

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