防災士インタビュー

西川夏子さん

お仕事の内容をお聞かせください

テレビ局で美術プロデューサー業をしています。番組のセット製作や運営、衣裳やメイクの予算管理、スタッフの安全管理、他部署との調整などが主な業務です。

なぜ防災士の資格を取得しようと思われましたか

自分が職務として携わった「防災特番」や、相次ぐ地震速報、復興に関する記事や番組を観ているうちに徐々に、徐々に、その必要性が自分の中に湧き出てきたように思います。ただ一つ言えるのは、湧き出た大きなきっかけは「母性」でしょうか。私には二人の娘がいて、この二人を守るために必要だと自分自身がどこかの時点で気がついたのではないかと思います。二日間の講習は、スケジュール的にかなり無理があったので、何度も断念しそうになったのですが、家族の協力があり参加出来ました。

防災士の資格を取得して得たことを、どのように役立てようとされていますか

勉強して判りましたが、取得してからがスタートでした。まだ具体的な取り組み方法は模索中ですが、可能な限り各研修などへの参加を積極的に行うようにし、防災士の先輩方から学ばせて頂き、少しでも早く自分なりの方向性を見つけていきたいと思っています。

実際に取り組まれていることがありましたらご紹介ください

職場であるテレビ局のスタジオ周りには、限られた敷地内にセットに使うものがたくさん保管されており、非常に大きな物であったり、電気配線を施したものもあり、一歩間違えば危険なものもあります。以前から注意していましたが、「防災士」の勉強を通して現状から非常事態が起きた場合のイメージが具体的に頭に浮かぶようになったような気がするので、そのイメージを浮かべながら、本当に、安全な保管状態にあるのかをより一層日々確認していこうと思います。気になる部分があれば関係するスタッフの協力のもと、見直し方法を検討する…等の対処を「継続」しようと思います。

今後の課題、抱負をお聞かせください

経験が浅く、まだまだ大きなことは言えませんので、会社や自宅、友人関係など身近なところから明るい雰囲気で取り組みたいです。不安や恐怖心は、避けては通れないですが、「防災」を過剰に意識させるのではなく、出来るだけ自然と当たり前に取り組めるように工夫して大切な人たちを導きたいと思っています。また、防災士以前に「整理収納アドバイザー1級」という資格を取得したので、これと「防災」を関連付け、「安全な家」をテーマにインテリア性のある防災対策などの情報を収集し、日常生活に自然と防災に役立つものが取り込まれるような女性ならではの提案をしていく少人数の講習会を開催することも目標にしたいです。

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